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6月15日〜21日 スワッチミーティングなど

  • 2025/06/24

6月15日

午後、スワッチさんとのミーティング。ここ最近は横浜市旭区の区民施設サンハートにある音楽スタジオを借りて2人でおしゃべりしながら演奏の練習をしている。スワッチさんに先日の岸田戯曲賞授賞式のお礼。「楽しかったですね」と言ってくれてわたしも本当に嬉しい。次の我々の目標はスワッチさんが働いている就労継続支援B型施設での「おうた発表会」である。同じ施設で共に働いているメンバーと職員の皆さまにスワッチさんの新曲を披露する会だ。昨年も参加させていただいた。歌詞カードを作り、会の最後にはみんなで一緒に代表曲「ぼくらのうた」を歌った。今年も堂々の開催決定だ。そこで披露する曲の練習をする。新曲たくさん。スワッチさんの創作意欲と美しい言語感覚、音感には毎回毎回感動させられる。わたしはただただ聴いて、感想を言う。ここのこの歌詞が素晴らしいとか、ここのアレンジかっこいいとか。今回も素晴らしい新曲ができあがった。来月のおうた発表会に向けて曲順など考える。夜、二人でうどん屋に。ヌードルズだからね、と言いながら。といいつつ、わたしはおつまみセット的なものです。昔好きだったバンドの話や、今誰のライブに行ってみたいかなど、そんなとりとめのない話をした。

 

6月17日

親友がわたしの住んでいる町まで来てくれた。演劇の話をしながら、一緒に焼鳥を食べる。考えながら喋る。共通の友達である演劇集団円の岩崎正寛さんの話をする。

6月18日

そして街で偶然、友達の演劇集団円の岩崎正寛さんに会う。「昨日ザキさん(と呼んでいる)の話をしたばっかりなんだけど!」とわたし大喜び。改めて一緒に飲もうねと話す。ザキさんは本当に優しい人で、大好きなのだ。

6月19日

ナフル、ぼんやりしているが食欲がある。えらい。足元はふらつくが食べることに一生懸命。えらいえらいよ。薬をあげようとすると全身で嫌がる。のけぞる。その動きも相当疲れるだろうになあ。

 

6月20日

急にハングルの勉強をはじめたのが最近。全く読めないことにストレスを感じたので、思いつきで勉強してみた。少しだけ読めるようになって、街中のハングル表記を見つけては立ち止まって確認するようになった。子音、母音の組み合わせ。さらには「パッチム」と呼ばれる「第三の発音」。新しい感覚が体に染み渡ることが嬉しい。まだアルファベットを覚えているような段階だが、久しぶりに語学学習が楽しいと感じる。名前は書けるようになったぞ。それだけで小躍りできる。知らないことを知ることで、生きているという実感が湧く。幸福な出会いを求めるというのは何も人間関係だけではない。これだという推し。これだという感覚。これだという花。これだというお菓子。これだという作家。これだという言葉。出会いたい。出会わない日もあるだろう。それはそれで大丈夫。穏やかで、それもいいさ。それもいい。夜は近所のスーパーで買ってきた惣菜を食べる。

6月21日

早朝、ニュースをずっと見ていた。戦争や紛争、暴力や差別で、生活が成り立たない人たちの辛さたるや、想像を絶する。絶するからこそ、今のこの世界の状況に向き合わねばならない。想像しなければ、考えなければならない。それが自分のなすべきことの小さなひとつだと信じたい。準備をしていわきに向かう。東京駅から高速バス。バスの中で梨木香歩さんのエッセイ「やがて満ちてくる光の」を読む。泣きそう。励まされすぎて泣きそう。読み進めるのがもったいなくて、本を閉じた。余韻で眠ってしまう。常磐自動車道、茨城の日立を過ぎたあたりからトンネルが増えて、電波状況が悪くなる。そうなればもう、ただぼんやりと緑を眺めるのみ。潔い気持ちになる。

 

 

 

 

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